当社は、化粧品のパッケージをまだ何も設備がない段階から生産に携わっております。
当時はある化粧品会社様が(現在は上場企業になってCMでおなじみのお客様)まだ駆け出しの状態で、亡くなった会長がお客様の成長に合わせていろいろな経験を積み設備を揃えてきました。
お客様が伸びていくにつれて非常に高度の技術を持った多くの上場印刷会社がせりこんで来ました。
当社は太刀打ちが難しく、危うく仕事がなくなりかけた時もありました。
当時、貼箱は全国でも有数でしたが、印刷紙器はずぶの素人で大変な思いをして営業をした思いがあります。
その中で沢山の、会社にとって大切なことを学びました。
オリジナリティを持つこと、そして出来れば特許を取得すること、常に優位性を保てるような状態にあるように商品開発を怠らないこと、小さくとも大会社に負けない品質のクオリティーを作り出して維持すること。
常に低コストを維持できるよう仕入れには最新の注意を払うこと。
これは当社が様々な大きなパッケージ会社と競合しながら学んできたことです。
いつも勝ち続けることはむつかしいことですが、これを日ごろから考え続け実践してゆくことがその確率を高くすることにつながります。
営業には絶えず、自分の土俵の中で勝負するように話して聞かせています。
ですから土俵に引っ張り込む仕掛けをする必要があります。
それが出来れば、どんな大男と取り組みをしても最低でも互角、上手くすれば投げ飛ばすチャンスに恵まれます。
これは、亡くなった会長から学んだことと、当社が経験の中から体得したことです。
これらの学びは当社の中に脈々と生き続けています。
化粧品のパッケージはとても難しく厳しい仕事です。でも同時に挑戦しがいのある、やりがいの多い仕事ですなのです。
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