商品化された化粧品の化粧箱でセットアップの際に三分の一程度ですが、仕切りの表裏を間違えてセットされてしまう事がありました。
仕切り自体には印刷も無く、使用の紙自体も表裏の判別がつきません。
担当営業はセットアップ工場に仕上がり見本を渡して、ミスが出ないように注意していたのですが、それでも間違いは起こってしまいました。
何か、改善策を考えなければと仕切りの引っ掛け部分の形状を変えてみたり、身箱と仕切りに切れ込みを入れて合わせるなど試行錯誤もしてはみましたが、どれもパッとしませんでした。
営業、業務、設計でミーティングをし「一番、分かりやすい方法が良い」との事で裏面に分かりやすく印刷をする事になりました。
当社の自社工場で作業すれば問題は起きなかったのかも知れません。
しかし、今回のように全く箱に関わらない人もセットアップ工場にはいるので、設計する際は頭の片隅に入れておかなければなりません。
最終工程の折り易さも勿論大事ですが、間違えを起こさない仕組みを設計することも設計部の大事な仕事だと思い知らされました。
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