先日、久しぶりにサテン貼りの台紙を使用した高級箱のサンプル作成依頼がありました。 （化粧品のパッケージには以前はよく使われていました。） 近年、サテン貼りの台紙のサンプル依頼自体２年に１回あるかないかなのでよく作り方を忘れないでいるな、と他人事のように思いながら作成していましたが、そういえばこれより少し前のサンプル依頼で全体的になんとなく期待されていない感じのする中ちょうどサテン貼りの台紙から連想して作成した台紙があったなと思い出していました。 それは、大きさの異なる鉄の塊が２つ、しかも１つはかなり重い上に置いた時に斜めに傾いていて非常に不安定な形状で、それらを紙の台紙で固定できないかという依頼でした。 さすがにお客様の方でも、「多分、紙で台紙を作るのは厳しいと思いますが、とりあえず作ってみてもらえませんか。」といった具合でした。 まず台紙を考える際、使用する紙はコートボールなどの板紙が連想され実際にもそういった話の流れになっていたようですが、聞いている時点で「サテン貼りの台紙のようにチップボールで台紙を作った方が良さそうだな」と、すぐに思いました。 それでも どの程度固定できるか多少不安もありましたが、作ってみると割としっかりしたものになりお客様からも気に入って頂き無事に製品化するに至りました。 サテン貼り台紙の箱の仕事自体は殆どありませんが、その少ない中でも経験があったからこそ今回のように対応できたのかなと、改めて思いながらの久々のサテン貼り台紙のサンプル作成でした。
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